ピッコロが難しすぎて挫折しそう・・・
ピッコロは、フルート以上に吹き方にコツが必要かもしれませんね。
ピッコロは小さな管楽器ですが、思ったように上手く吹けないと悩む初心者は多いもの。
指の動きが固くなったり、息が続かなかったり、音が割れてしまったり…。ピッコロを吹くことの難しさを実感した経験は、誰もが一度はあるのではないでしょうか。
ピッコロの奏法にはコツがあります。呼吸法から指の使い方、舌の働かせ方に至るまで、私の経験を詰め込んだ徹底的な解説となっています。
初心者でも無理なく続けられる基礎からのステップアップ方法や、上達への近道となる音楽教室の活用法など、ピッコロ上達へのヒントが満載です。
この記事を読めば、あなたもきっとピッコロへの理解が深まり、次なるレベルへと進めるはずです!
横平 愛音
- フルート歴23年、ピアノ歴33年ほど長く趣味の1つとして続けてきた3児のこどもを持つ主婦。
- ヤマハで長くピアノを習ってきたので、絶対音感があり耳コピでの吹奏楽やアンサンブル採譜も得意。
- Webライターやオンライン秘書として働く完全在宅フリーランス。
- 育児や仕事のかたわらにある音楽が生きがい。同じような主婦や母の方が、趣味を楽しんで人生に豊かにしてもらえると幸せだなぁと思い、フルートのブログを運営中!
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ピッコロの吹き方の3つのコツをチェック
まず初めに、ピッコロの吹き方の3つのコツを確認してみましょう!
腹式呼吸をマスターしてしっかり息を吹き込む
ピッコロを上手に吹くためには、適切な呼吸法がとても大切です。
ピッコロを吹くときは、しっかりとした腹式呼吸を行うのが基本です。
次に、吹き口にきちんと当てて、くちびるを自然な力で締めて空気を漏らさないようにします。
そして、お腹の底から力強く息を吹き込むイメージを持ちます。
一気に吹き出すのではなく、コントロールしながら空気を流し込むのが大切なポイントです。
自分の吹きやすい歌口との角度を見つける
ピッコロの吹き口の位置と角度が適切でないと、上手く音が出ません。
歌口(吹き口)は少し斜めに構えて、くちびるの真ん中あたりに当ててみましょう。
くちびるが歌口に軽く触れるくらいの角度が理想的です。
最初は音が出ない場合もありますが、少しずつ角度を調整していけば必ず音が出るはずです。
無理に吹き込まないことが大切なコツです。
吹きやすいアンブシュアを見つける
ピッコロを上手に演奏するためには、アンブシュアの使い方が重要なポイントになります。
アンブシュアとは、ピッコロを吹く際のくちびるの形のことを指します。
くちびるは軽く横に引き、小さな穴を開けて息を出すようにしてください。
くちびるの締め付け具合をコントロールしながら、適度な空気の通り道を確保することがコツとなります。
音域によって適切なアンブシュアは異なるので、まずは出しやすい中音から吹きやすいアンブシュアを探してみましょう。
ピッコロが上手く鳴らない原因は?
続いて、ピッコロが上手く鳴らせない原因について解説していきます。
正しい呼吸ができていない
ピッコロを上手く鳴らすためには、適切な呼吸法が欠かせません。
呼吸が浅かったり、力が入りすぎていたりすると、きれいな音が出ません。
正しい呼吸法は、お腹から深く呼吸をすること。肺の底からしっかり空気を送り込み、お腹を張ってから息を吹き込む必要があります。
浅い呼吸では十分な息量が得られず、音が小さかったり途切れたりしてしまいます。
一方で、力みすぎて過剰に空気を送りすぎても、音が割れたり変な雑音が入ってしまう原因になります。
リラックスした自然体な呼吸が理想です。適度な強さで長く続けられるよう、呼吸のコントロールを意識しましょう。
舌の動かし方が合っていない
ピッコロの演奏では、舌の動かし方でアタックのタイミングを決めます。この舌の動きがうまくいかないと、音が出にくかったり、きれいに止まらなかったりします。
基本は、音を出す際に「ツ」と軽く舌打ちをすることです。
しっかり舌先を上あごの裏側に付けて、すばやく離す動作が大切です。タイミングが遅れると音が滑ってしまいます。
逆に舌を強く打ちすぎると、音に力が入りすぎてしまうので注意しましょう。音程がずれたり、音が裂けたりする原因にもなります。
柔らかい「ツ」の発音を心がけましょう。
繰り返し練習して、自然な舌の動きを身に付けることが、ピッコロを上手に鳴らすためのコツになります。
吹き口とくちびるのポジショニングがずれている
ピッコロを上手く鳴らすためには、吹き口とくちびるの位置関係がとても重要です。 少しでもずれていると、息が適切に吹き口に当たらず、音が出にくくなってしまいます。
理想的な位置は、吹き口の端がくちびるの少し内側に当たる感じです。くちびるが吹き口をギリギリ覆うくらいの角度がベストでしょう。
初心者は吹き口に対するくちびるの向きがぶれやすいため、鏡を見ながら何度も確認し、適切な位置を覚えることが大切です。
上手く音が出ないときは、まずくちびると吹き口のポジショニングをチェックすることから始めましょう。
こうした原因を押さえておけば、上手く音が出ない理由が分かり、改善につながります。
ピッコロを上手に吹くための練習方法
ピッコロを上手に吹けるようになるための練習方法を紹介します。
呼吸練習でしっかりした腹式呼吸をマスター
ピッコロを上手に吹くための基本は、しっかりした腹式呼吸です。呼吸が浅いと音が小さく続かず、逆に力んで吐きすぎても音が割れてしまいます。
腹式呼吸の練習は、まず立位で行います。両手を脇にあてて、おなかが膨らむように深く呼吸します。吸う時はお腹が出る、吐く時は引っ込むのを意識しましょう。
次に、ピッコロを構えた状態で単音を長く伸ばし続けます。お腹から力強く息を送り出しながら、喉を締めすぎないよう気をつけます。10秒、20秒、30秒と、息続きの時間を延ばしていきます。
この呼吸練習を欠かさず続けることで、フレーズ1つ分の長い息が自然と出せるようになります。
音階練習で指の動きを習得
次に大切なのが指の動きです。無理のない自然な指の動かし方を習得するために、音階練習が効果的です。
長音階では、各音を長く伸ばしながらゆっくりとした指の動きを意識します。指が鍵盤を適切にしっかり押さえているか、動作に無駄がないかに注目しましょう。
短音階では、スピードを上げて指の器用さを身に付けます。全音を鍵盤に確実に乗せられるよう、正確な指の動かし方を覚えましょう。
この音階練習を続けることで、自然と指がピッコロに慣れ、スムーズに動くようになります。テクニックが安定し、音とりやアーティキュレーションの自在さも増します。
タンギング練習ではっきりとした発音を
ピッコロではタンギング(舌打ち)の仕方が重要です。タンギングが甘いと音の立ち上がりが滑り、明瞭な発音ができません。
タンギング練習は、「ター」「ター」と舌先を上あごの裏側に強く当ててリズム良く発声する方法です。タ行の子音で強く舌打ちをすることで、手ごたえのあるアタックが身に付きます。
最初はゆっくりテンポで「タタタタ」と連打し、次第にスピードを上げていきます。毎回同じ強さとリズムで発声できるよう意識を持って練習します。
舌打ちの強弱だけでなく、位置の違いにも注目しましょう。舌先を少し前に出すと「ダ」、奥に引くと「タ」のように変わります。様々なニュアンスを表現できるよう工夫しましょう。
こうして日々のタンギング練習を重ねることで、ピッコロの演奏にしっかりとした輪郭と明瞭さが生まれ、音の立ち上がりがはっきりとするはずです。
ピッコロの吹き方のコツを学ぶなら音楽教室に通おう
ピッコロを上達したいなら、絶対音楽教室に通うのが近道です!その理由を紹介していきます。
プロの指導で確実に上達
ピッコロを独学で学ぶのは大変です。上手く吹けるようになるまでに時間がかかりがちですが、プロの音楽家から直接指導を受ければ、確実に早く上達できます。
経験豊富な講師はピッコロの奏法のコツをすべて熟知しています。生徒一人ひとりの状況に合わせて的確なアドバイスをしてくれるので、効率的に練習できます。
間違った癖がつく前に適切な指導を受けられるのも大きなメリットです。自分一人では気づきにくい細かいポイントを教えてもらえます。試行錯誤を繰り返さずに、確実な上達への近道を学べるのです。
一人で練習するよりも早く上手になれる
家で一人で練習するよりも、プロの指導を受ける方が格段に早く上手になれます。
練習の仕方、頻度、ポイントなど、プロの知見を存分に活用できるからです。また、同じミスを繰り返さずにスムーズに克服できるよう的確な指摘が得られます。
一人だと気づきにくい細かいところも、プロの目から見れば明らかなことばかり。そうした盲点を的確に指摘してもらえるのがメリットです。
授業ごとに新しいスキルが身に付き、レベルアップのスピードが格段に上がります。同じ期間練習しても、教室に通った方が確実に実力は伸びるはずです。
同じ目標を持つ仲間ができる
音楽教室に通えば、同じ目標を持つ蕾人の仲間ができるのも大きなメリットです。
周りにピッコロを吹く仲間がいると、切磋琢磨できてモチベーションが続きます。発表会などのイベントを通して高め合えるのも魅力です。
また、経験者から実践的なアドバイスをもらえます。上達の参考になる演奏を直接見て聞くこともできます。
一人で練習するだけでは味わえない、刺激的な環境に身を置けるのが音楽教室の大きな利点なのです。
このようにプロの指導と仲間の存在により、独学よりもずっと早く確実にピッコロの実力が上がります。上達を目指すならば、音楽教室に通うのがおすすめです。
こちらの記事で、フルートが楽しく習える音楽教室について紹介しているので、参考にしてください。
ピッコロの吹き方のコツを覚えよう!
ピッコロは小さな管楽器ですが、上手に吹くにはそれなりのコツがあります。今回は、ピッコロの吹き方のポイントを徹底的にお伝えしました。
まずは「正しい呼吸法」「適切な吹き口の位置と角度」「アンブシュアの使い方」の3つのコツを押さえることが大切です。呼吸はお腹から深く無理なく、吹き口に対するくちびるの向きは適度な角度、アンブシュアで音の強弱をコントロールすることがカギとなります。
上手く音が出ない原因としては、呼吸法や舌の動かし方、吹き口とくちびるの位置のズレなどが考えられます。一つひとつのポイントをチェックすれば、問題の所在が分かるはずです。
そしてピッコロを上達させるには、「呼吸練習」「音階練習」「タンギング練習」を欠かさず続けることが重要です。基礎を着実に身につけ、正しい吹き方を習得することが上手になる近道です。
さらに、プロの音楽家に教わり、同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨できる環境が得られる音楽教室に通うのがおすすめです。独学よりも確実に早く上達できるでしょう。
ピッコロは小さくてかわいらしい楽器ですが、上手に吹くにはしっかりとしたコツがあります。
今回の記事を参考に、そのコツをひとつひとつ実践していけば、必ずレベルアップできるはずです。地道な練習を続け、夢の演奏を目指しましょう!
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コメント
コメント一覧 (2件)
もう中学三年生で1年生の二学期辺りから始めているのですが今更になって上手くなろうとしてももう遅いですよね…
ずっと上手くなろうとしても上手くいかないと思うだけで怒られ続けても難しいというのを理由に避けてきてしまっていました。
今更になって自分の音はダメダメすぎてもっと上手くならないとと本気のようになったことに気がつきました。 もう、どうすればいいのでしょうか…?
はじめまして!コメント嬉しいです、気づくのが遅くなりすみません・・!
私も中学生の部活で始めたのですが、中学の頃の部活は弱小中の弱小で・・笑
3年間遊びでフルートを吹いていただけって感じでした。
でも、高校に入って、一応きちんとした吹奏楽部に入ったことでびっくりするぐらい成長しましたよ!
高校でも決して強豪校ではなかったですが、基礎練習をきちんとして、周りの音を聞いて音感を身につけて・・・
コツコツとした努力は必要ですが、絶対に今からじゃ遅いことはないです!
きれいな音が鳴るように鳴ると、フルートはもっともっと楽しくなるので、がんばってくださいね!応援しています^^